夏の夜の夢

遊戯空間プロデュース公演

 

1995年2月15日~19日

江古田ストアハウス

 

作:W.シェイクスピア

翻訳:坪内逍遥

           福田恒存

           小田島雄志

演出:篠本賢一 

  

出演:斉藤武夫

   蓬莱照子

   藤田三三三

   江浦幸則

   大橋 一三

   青木雪絵

   津田佳奈

   井上義幸

   遠藤裕司

   黒田隆宏

   矢部謙次

   岡本佳子

   篠本賢一

 

演奏:蓮井美加

   (トランペット・キーボード) 

 

美術・舞台監督:斉藤浩樹

照明:清水利恭

衣裳:西永椿 

音楽:蓮井美加 

振付:池田貞臣

宣伝美術:古茂田杏子

制作:神品正子

主催:遊戯空間

 


MEMO

美術は竹を使って和のムードを強調、舞台上はもちろんのこと、ロビー、客席も竹で埋め尽くし、竹林での幻想物語にアレンジした。テキストは、3種類の翻訳を使用し、役柄によって使い分けた。職人と妖精たちは坪内逍遥、シーシアス、ヒポリタ、オーベロン、タイテーニア、イージアスらは福田恒存、恋する若者4人とパックは小田島雄志の翻訳を用い、言葉の質感、リズムの違いによるセッションを試みた。これは能の上演で、流派の違う役同士が舞台上でセッションすることにヒントを得た。その前年に篠本は能舞台に立っている。舞踊家・池田貞臣氏の妖精や職人への振付がオリジナリティに溢れ秀逸だった。池田氏は舞台芸術学院出身で、その後、モダンダンス、クラシックバレエの世界で活躍していた。また、当時篠本のバレエの教師でもあった。西永椿の衣装は、大胆なデザインと共に一部段ボール素材なども用い独特の質感を表現していた。役者の体調不良で篠本が出演も兼ねた。


今村章は体調不良で降板し篠本賢一が出演

音楽の今井聡は都合により降板


スタッフミーティング